金沢区総合庁舎
- 「災害に強い」「バリアフリー」「環境」「区民交流」「地域性の創出」の5つのコンセプト
を踏襲した、環境にやさしい省エネ性能の高い施設の建設 - 最新の省エネ機能を備えた機器の導入と、エネルギーコストの削減
- 来庁者と職員にとって快適な環境の整備と維持
ソリューション Johnson Controls solutions
- 地中熱利用システムと、自然換気システム(エコボイド)を活用した自動制御への取り組み
- Metasys®ビル管理システムによる空調・衛生・電気関係の監視と制御
- 小さなお子様も理解可能な「エネルギーの見える化モニター」の設置と、自然換気システ
ム利用可能時を通知する行動誘発型「エコランプ」の開発と設置
成果 Results
- 来庁者と職員にとって、快適な環境の実現
- 地中熱利用システムと自然換気システムを活用した環境にやさしく省エネで高効率な施設
を実現 - 「見える化モニター」と「エコランプ」の設置により、小さなお子様を含む来庁者と職員
の省エネ意識を向上、自主的な行動による省エネを実現
「自然エネルギーの有効活用とエネルギー使用量の『見える化』で快適な環境 の整備と省エネを実現。来庁者と職員の省エネ意識も向上しました」
横浜市金沢区役所 総務部 総務課 予算調整係長 松平 譲氏
経年による老朽化に伴い、環境に配慮し災害にも強い庁舎として竣工
1971年、歴史的遺産と豊かな自然に恵まれた横浜市金沢区に建設された「金沢区総合庁舎」。幕張メッセの建築家としても知られる槇文彦氏により設計された同庁舎は、長きにわたり区政の拠点として、また、区民の文化・交流の拠点施設として区民に親しまれてきましたが、設立から40年以上が経ち、老朽化や耐震性の不安を抱えるようになりました。
「開庁から40年以上が経過していた旧区庁舎は、以前から、建物の内外装をはじめ冷暖房・給排水設備などについて、経年による劣化や設備機能の低下、経済性や環境性の問題などが生じており、今後、維持管理費用の増大が懸念されていました。また、事前に行った区民の方へのアンケートや来庁される方からも、『冷暖房の効きが悪い』、『暗い』といった意見をいただいており、老朽化や耐震性、バリアフリー化など、さまざまな課題への対策が必要でした。そして2012年、建て替えが決定。約2年の工事期間を経て、2016年1月末に区役所と消防署からなる金沢区新総合庁舎が完成しました」と語るのは、予算調整係長の松平 譲氏。
さらに、「新庁舎を建て直す際の課題でもあった、①災害に強く安全・安心 ②バリアフリー ③自然環境に配慮 ④区民交流 ⑤地域性の創出をコンセプトに設計され、さまざまな課題に対応する構造・機能を備えています。照明のLED化や屋上・壁面緑化、雨水再利用のほか、随所に、自然環境や周辺環境に配慮した設備を採用しているのが特徴です。屋上には太陽光パネルを設置し、建物内で使用する電力の一部を賄っています。さらに、庁舎内各所にエネルギー使用量などがわかる「見える化モニター」を設置し、電気・ガス・水道・太陽光発電の使用量を、来庁者と職員が確認できるようになっています。また、年間を通じて温度の安定している地中熱を空調設備に利用するシステムや、「エコボイド」と呼ばれる吹き抜けによる換気や「エコランプ」の作動で職員自らエコガラリや窓を開けることで外気を取り込む自然換気システムを導入しています。横浜市内にある区役所でこのようなシステムを採用したのは、当庁舎が初めてとなります」と、新庁舎の設計コンセプトや、主な特徴について語ってくださいました。
自然エネルギーを有効活用し、早くも省エネ・省コストの効果を実感
当社は、ビル管理システムMetasys® を導入し、地中熱利用システムと自然換気システム(エコボイド)を活用した空調システムの監視をしています。さらに、自然換気の行動誘発のための「エコランプ」の発停ロジックと、庁舎内のエネルギー使用量、環境への取り組みをわかりやすく説明した「見える化モニター」の製作を担当し、来庁者と職員の省エネ意識の向上、庁舎内の快適性の保持と省エネルギーに寄与しています。
「来庁された方から『明るくなった』、『過ごしやすくなった』という声をいただくようになり、以前のように苦情が入ることも少なくなり、快適に来庁いただけていると思います。まだ新庁舎へ入居してから間もないため、今後1年の数字がベンチマークとなると思いますが、旧庁舎と比べて新庁舎の面積は約1.5倍に広くなったにもかかわらず、光熱水費の中で使用量が前年より少なくなっているものもあり、早くも省エネ&省コストの効果を実感しています。また、「エコランプ」点灯時は職員がエコガラリを開けて自然換気を行うようにしているので、省エネ意識の向上にもなっています。春と秋の冷暖房の必要がない中間期などは、この自然換気システムを利用する機会が増えるので、今後、より効率的にエネルギー使用量を削減できるのではないかと思っています」と、予算調整係の酒井孝徳氏。
「見える化モニター」の表示内容を変え、職員の省エネ意識を向上
「旧庁舎のメインエントランスにも大きな「見える化モニター」を1台設置していましたが、新庁舎は、随所に来庁者用の「見える化モニター」を8台設置しているほか、職員用に10台設置しています。来庁者用のモニターには、インフォメーション、当庁の省エネの取り組み、各エネルギー使用量の比較、省エネ成果などをメインに表示。一方、職員用のモニターには、前述のほか、エネルギーの節約量、フロア別の電力使用量、「エコランプ」と連動した自然換気有効通知など、より細かくエネルギー使用量を把握できるようになっています。こうした取り組みは、職員の省エネ意識の向上に確実に役立っていると思います」と、モニターを来庁者向けと職員向けに差別化したことによる職員の意識の変化について語ってくださいました。
続けて、「グラフィックのデザインや表示させる内容は、確定までに1年ほどかかってしまったのですが、ジョンソンコントロールズさんにはこちらの要望にとことんお付き合いいただき感謝しています。小さなお子様にもわかりやすいデザイン、区のキャラクターを使用するなどさまざまな意見を踏襲しなければならなかった中、私どもが意図するものを提供していただけた点は非常に感謝しています」とご評価いただきました。今後については「まだ新しいシステムには不慣れな部分がありますが、ジョンソンコントロールズさんに提供していただいた中央監視装置および自動制御装置の機能をもっと使いこなして、今以上に省エネ効果を上げていきたいと思っていますので、引き続きサポートしていただけるとありがたいです」と期待を寄せていただきました。






















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