埼玉県県民活動総合センター
中央監視室
更新した高効率ヒートポンプチラー
自然光の差し込む吹き抜け
シャンデリアに工夫した施設内レストラン
埼玉県県民活動総合センター





ESCO事業による改修とROCの活用で、省エネ化、省力化を推進
全国初の自治体による「有資産マネジメント戦略」の一環として計画されたESCO事業
埼玉県伊奈町にある埼玉県県民活動総合センターは、県民による地域づくりボランティア活動、社会福祉活動、視聴覚教育を含む社会教育活動、女性活動、青少年活動、高齢者活動、その他自主的・組織的な活動の促進及び生涯学習の充実を図るために設立されました。
各種スポーツ施設をはじめ、技能取得のための講座、コンサートや絵画展示といったイベント、ボランティアやNPOなどさまざまな団体活動を支援する拠点として、子供からお年寄りまであらゆる世代に活用されている県民のための施設です。利用者も増加の一途をたどり、年間来館者は100万人を突破。「けんかつ」の呼び名で県民から愛される施設として内外から注目を集めています。
しかしオープンから20年近くが経とうとしている現在、当時の最新機器もやや老朽化の兆しが見えはじめ、エネルギー効率的にも見直しの時期にはいってきました。埼玉県では『県有資産まるごと改革』に取り組んでいますが、これは全国初となる自治体による「県有資産マネジメント戦略」です。(1)未利用地売却の加速化、(2)全庁的エネルギー削減、(3)資産の生涯コスト削減、という3つのテーマからなり、「(2)全庁的エネルギー削減」の観点から高エネルギー消費施設である埼玉県県民活動総合センターが選ばれ、県で5番目のESCO事業対象となりました。
「ジョンソンコントロールズさんからの提案は省エネルギー率、CO2削減率ともになんと14%を
超えるものでした。その他にも改修工事の項目が多く、県にとっては将来の修繕コストを
削減する効果が期待できる提案となっていたことが
選定会議で評価されたのではないかと思います。」
今回ジョンソンコントロールズさんから4社の企業グループによるPFI事業を
提案していただいたことには、大きな意味がありました。埼玉県としても県内の企業が
このような形で参画できることで、地域の活性化が図れます。
まさにバランスのとれた企業グループですね。」
埼玉県県民活動総合センター
総務部管財課
設備担当主幹