お客様のエネルギー削減を支援することは、当社の事業活動の中核をなすものです。 世界中のエネルギー消費の半分近くは、建物と自動車によって占められています。

建物と自動車の効率化を図る当社の取り組みは、環境負荷の低減に大きく寄与しています。 独立団体であるLeonardo Academyの2006年報告書では、1990年から2005年までの間にジョンソンコントロールズが自社とお客様のために実施した省エネプロジェクトの結果、71億ドルのエネルギーコストが削減されたと試算されています。

さらに、2006年から2025年まで実施されるプロジェクトでは、210億ドルのエネルギーコスト削減が見込まれています。 当社では多種多様な省エネ対策を通じて、お客様の環境目標達成を支援しています。 たとえば、当社は米国インディアナ州の矯正局との成果保証契約を通じて、2,500万ドルの施設の主要インフラ整備を行った上、向こう10年にわたって700万ドル以上の経費削減を保証しています。

一部のビルには暖房用として、インディアナ州産トウモロコシを使用したバイオマスボイラーを新設する予定です。マレーシア、クアラルンプールの証券委員会本部には当社のMetasysシステムが設置され、施設のエネルギー管理と照明コントロールが改善される予定です。 2000年、当社は米国グリーンビルディング協議会(USGBC)による、既存の施設に対する「「エネルギーと環境に配慮したデザインにおけるリーダーシップ 」(LEED)評価システムの開発を支援しました。2003年には、新築施設のLEED開発を支援しました。 当社のGreen Compass™ソフトウェアは、お客様の不動産ポートフォリオを評価して、環境に優しいグリーン特性の分析や、グリーン戦略の実施による投資回収率の評価、新規グリーンビルプロジェクトの評価や管理、ベストプラクティスのデータベースの構築、LEED認定の準備を支援します。

LEEDコンプライアンスに関して、当社では200棟以上のお客様ビルの評価を行い、その多くが認定を取得しています。その中にはJanssen Parmaceutica Inc.の本部キャンパス、エモリー大学のゴイズエタ・ビジネス・スクール、オハイオ州ブルックリンのキーバンク・キャンパス、ミネソタ州エルクリバー独立学区のウェストウッド小学校などが含まれています。 自社の事業計画にサスティナビリティをどのように取り入れたらよいか確信が持てないお客様に対しては、当社の「サスティナビリティ・ソリューション・ナビゲーション」セッションを通じて、サスティナビリティの必要性と実施を即座に評価する、構造化された対話型プロセスを提供しています。

このセッションにより、グリーンビルの設計や施工から、施設のポートフォリオの効率改善、組織全体のサスティナビリティ戦略計画の開発に至るまで、お客様が広範なサスティナビリティの問題に取り組むための支援を行います。 また、お客様の従業員がサスティナビリティを理解するための支援ツールも提供しています。 当社の「持続可能なエネルギーの教育とコミュニケーション(SEEC)」プログラムは、10個のモジュールからなるオンラインレッスンで、従業員が職場や自宅で財政的・環境的・社会的な恩恵を見出すことができるように構成されています。

このプログラムは、エネルギーや水の節減、室内空気清浄、その他の持続可能な方策によって、どのような金銭的メリットを生み、排出物質を減らし、健康を維持することができるのかについて説明します。 また当社は、サスティナビリティに関する教育だけでなく、現在のハイブリッド車バッテリーより長寿命で出力対重量比が著しく大きい先進リチウムイオンバッテリーなどの画期的製品も開発しています。 このバッテリーは燃費を改善し、排気量を削減します。

こうした当社の取り組みにより、2006年ジョンソンコントロールズは、主要自動車メーカーに供給する業界初のリチウムイオンバッテリー開発の契約を受注しました。 当社は10年以上に渡り、車両重量を低減して環境に優しい自動車を製造するための内装システムを開発してきました。 最近では、Genus™シートと薄型シートを開発し、軽量設計とリサイクル可能材料によって世界クラスの快適性と性能を実現できることを証明しました。
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